あなたは自分のことを「繊細すぎる」と感じたことはありませんか?
実は、それはあなたの個性かもしれません。
人口の15-20%といわれる「HSP(Highly Sensitive Person:感覚過敏症/高敏感者)」という特性をご存知でしょうか?
HSPとは、外部からの刺激や情報を一般の人よりも敏感に受け取りやすい特性のことです。周囲の空気を読むのが得意で、細かいことにも気づきやすい反面、以下のような特徴があります。
- 周りの人の感情や雰囲気に敏感に反応する
- 騒がしい環境や人混みで疲れやすい
- 仕事中でも様々な刺激が気になってしまう
- 完璧を求めすぎてしまう
- 他人からの評価を気にしすぎてしまう
このような特性は、時として仕事の生産性に影響を与えることがあります。しかし、これは決して「できない」「劣っている」ということではありません。むしろ、HSPならではの強みを活かしながら、自分に合った仕事の進め方を見つけることが大切なのです。
この記事では、HSPの方が仕事で抱えやすい「仕事が進まない」という悩みに焦点を当て、具体的な改善方法を3つご紹介します。
仕事ができない、終わらないと自己嫌悪に陥っていませんか。
でもそれって能力がないんじゃなくて、周りに気を遣いすぎているだけかもしれませんよ。
仕事内容を可視化して、優先順位をつける
周りを気にしすぎている人は、仕事中いろいろなことに気を取られています。
そしていざ、自分の仕事に向かうとき
焦って思いついたことから手をつけてしまったり、何をするべきか考えるのに時間をかけてしまったりします。
こうしてどんどん仕事が遅くなっていってしまうんですね。
やるべきことを考える時間を短縮するために
優先順位をつけたやることリストを作っておきましょう。
パッと見ただけで1番にやる事がわかるよう、優先順位も表示するのがポイントです!
これを作るとやらなくていいことにまで手を出す事が少なくなります。
私は銀行の窓口の仕事をしていますが
お客様が来店されている間は作業を中断せざるを得ないので、なかなかまとまった時間がとれません。
リストを作っておかないと何をするか考えるだけで時間が過ぎていってしまいます(笑)
仕事をひとつずつ確実に終わらせる
締め切りが近いものを急に思い出したり、人から何か頼まれたりしたとき
それまでしていたことを途中で放置してしまうことありませんか?
例えば私は自分の仕事が途中でも、頼まれた事を優先してしまうタイプです。
でも頼まれごとをやっている間にも気になる事が次々発生するので
元々していたことに戻れなかったり、戻ること自体を忘れてしまったりするんですよね。
緊急性の高いものは先に着手する必要がありますが…
基本的にはひとつずつ、確実に終わらせていくことを意識しましょう。
順番抜かしをして行ったり来たりな作業をするより
集中してまず終わらせた方が結果的に早い事が多いですよ。
勇気を出して仕事を他の人に頼む、ノーと言う
周りに気を遣いすぎて他の人に頼めなかったり、なんでも引き受けてしまったりして
いつの間にか限界以上の仕事を抱えてしまう人も多いです。
自分では対処しきれない仕事量を抱えてしまっても
結果的に出来なかったり、大幅に遅れてしまったりといったことになるので
ここは思い切って誰かに頼むか、できませんと断りましょう。
仕事ができる人は人を頼るのが上手な人が多いです。
自分ではなくてもいい仕事まで引き受けていませんか?自分に問いかけてみて下さい。
しかしわかっていてもなかなか頼めない、断れませんよね。
私の場合、最初は頼んでも罪悪感が少ない簡単な作業をお願いしてみたり
「すぐには手をつけられないので時間がかかります」と断りを入れたりすることから始めました。
少しずつでもいいので自分の仕事量を調節できるようにしていきましょう!
仕事ができないと悩む繊細さんへ
仕事量をうまく調整し、自分の仕事に集中できるようにすれば
思うように仕事ができないという状況から脱する事ができるかもしれません。
いろいろなことに気付いてしまうことで忙しくなってしまうタイプの人は
気付いてしまった中で対処するべきものとしないものに分ける工夫をしていくといいと思います。
できない自分を責めるのではなく、自分がやりやすいように方法を考えていきましょう!