首里城の再建には何年かかる?期間が長くなる理由や費用についても調査!

先日首里城の火災が大きなニュースになりました。

再建するのにはどれほどの期間が必要なのか?なぜ時間がかかるのか?まとめました。

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首里城再建に何年かかる?

首里城の再建には少なくとも10〜20かかると考えられます。

というのも首里城は今回を含め、過去に5回焼失しています。
第二次世界大戦によって焼失した際の再建期間を参考にしました。

前回の再建期間
1945年:4度目の焼失

1958年:守礼門など周辺建築を再建
1972年:歓会門と周囲の城郭が再建
1979年:本格的な工事に着工
1992年:正殿が復元完了
2019年:拡大した区画も含め全て完成

正殿の工事だけ10年以上かかっています。

しかしその10年より前には設計する期間、そして設計の更に前には設計のための研究期間があるはずです。

戦火で資料や図面が焼失してしまっていた首里城、前回の再建は「設計だけで3年かかった」と言われています。

今回はゼロからの再建ではありませんが、正殿のみならず北殿や南殿含む7棟が焼失していることも考慮すると、10〜20年はかかるのではないかと思われます。

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首里城再建の期間が長くなるワケ

首里城の再建に長い期間が必要だったのは、資料や写真の大半が戦火に燃やされてしまっていたことが大きな要因でした。

では今回はどのような点が課題となってくるのでしょうか。

研究から新事実も

前回は多くの首里城に関する資料も焼失していたため、各方面の関係者が調査・研究を重ねる必要がありました。

そうなると
今回は資料があるから早くできる?
とも思われますが、一概に早く出来るとは言えません。

前回の再建中から現在までも研究は続けられており、新しく判明してくることもあるためです。

例えば2016年から2年以上の時間をかけて漆の塗り直しをした理由は、研究によって判明した「より琉球王国時代に近い工程と技法」を再現するためでした。

新たな研究結果をどのように反映させるか議論したのちに設計をしていくとなれば、前回と同程度の期間が必要になる可能性も考えられますね。

復元工事を開始するまでにも時間がかかりそうです。

技術者の減少

技術者の確保にも課題があるとされています。

例えば、前回の復元時には約22万枚の赤瓦が使われましたが、漆喰(しっくい)や赤瓦の職人の減少が、高齢化に伴って進んでいます

 県琉球赤瓦漆喰施工協同組合によると、前回の再建時に比べ県内のしっくい職人は半分以上減っているとのこと。

一方で県赤瓦事業協同組合は「職人は減少しているが技術は継承されているので対応はできるだろう」としていますが、同時に「長い時間が必要で、短期では難しい」と話します。

再建には工芸家や職人を総動員する必要があります。
前回の再建時でさえ、琉球瓦を生産している職人が少なく苦労したということなので、今回はさらに難航するのではないでしょうか。

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資材の確保

さらに資材の確保にも課題があるとされています。

前回復元時は沖縄戦や戦後復興のために県内の木材が使用できなかったので、台湾や他府県産のヒノキを使用していました。

しかしその台湾は1990年頃からヒノキの伐採を禁止しており、資材確保は以前より厳しくなっています。1992年の再建作業の際には台湾から「これで最後」とも言われたようです。

「あれだけの建物の再建には太い木が必要。再び木造にするならば資材の確保は課題だ」このように前回の再建に関わった人は話しています。

様々な面での課題が予想されているんですね。

首里城再建にかかる費用は

内閣府の発表によると、前回の首里城再建にかかった総事業費は

本格的な再建が始まった1980年代から30数年240億円に上るとのこと。

今回、正殿のみならず北殿や南殿含め7棟が焼失していること、物価の上昇や材料・職人の減少など考えると、前回の費用を上回る可能性も高いですね。

まとめ:首里城再建には何年かかるの?

沖縄文化や琉球王国の象徴とも言える首里城は、先人たちが時間をかけてようやく復元したものでした。

そこからさらに研究は進み、反対に職人は減少しています。様々な要因を考えると再建には再びかなりの時間がかかりそうです。

次に再建される首里城は少し姿が変わる可能性もありますね。
美しい首里城を再び見れる日が来ることを願っています。

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